2013年9月27日金曜日

第一回☆オバチャーン その8

最後に話を聞いたのは、不動のセンター・レッドの舟井さんだ。

イメージする”大阪のオバチャンど真ん中!”という風貌の舟井さんが
オバチャーンになるまで。
「司法書士を18年勤めてた」
失礼ながら意外にもお堅めのお仕事である。
やから法律には詳しいねん、という舟井さん。
資格のあるような仕事がしたかったという。
お金かけずに勉強させてもらえるどころか給料までもらえるということに、
”得してる”と思ったから。

「”得意なこと”があったほうが人生強いねん。
 たとえば美容院見習いの子がおったとするやろ。
 手をボロボロにして頑張ってるやん。
 そういう子はな、まずはシャンプーだけでも極めたらいい。
 ”あんたのシャンプーがええ!”いうて、求めてくる人がおるから。」

極めるためには、小さなことをコツコツ!とのアドバイス。
「嫌がらんとがんばる。
  そしたら、報われてくるから。」
そのためには笑顔やな。
舟井さんは豪胆に笑う。
「笑ってたらいいことある!
 笑てたら相手の人も笑う。」
そんな舟井さんのモットーは、
”よう寝てよう食べてようしゃべってよう笑う”。
さらにそれができる場所が、オバチャーンだという。
「最初は家族も反対しとったで。
 ムスメには恥ずかしい言われた。
 でも今では、旦那が送り迎えしてくれるし、
 ムスメも記事を読んでくれるしな。
 応援してもろてるわ」
舟井さんはオバチャーンとして生活するだけでなく、
コンビニでアルバイトもしている。
「忙しい!忙しいけど、たのしいからがんばる。
 センターも譲れへん」
コンビニでは、仕事がなければいつでも入れる代わりに
仕事のときは休ませてもらうという関係を
きちんと作り上げている。
ただ忙しいときは、2時に寝て6時起きということもあるそうだ。
「こんだけ忙しくても、全然体崩さへん。
 親に健康で生んでもろたこと感謝してる」

楽しさのなかに、感謝の気持ちも忘れない。

「一生の人生、楽しく過ごさな損やで。
 イヤなことあっても、たのしく!
 みんな気持ち次第や、前向きに生きな。」

そのために舟井さんは笑う。
笑顔が一番の健康法だという。
その笑顔で、周りの人も楽しくなる。

舟井さんの生み出す自分と他人との笑顔のサイクルで、
今日もみんなが元気になる。
つづく。

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