「今と違って、選択肢が少なかってん。」
と過去を振り返るのは、グリーン担当の脇さんだ。
と過去を振り返るのは、グリーン担当の脇さんだ。
「”女はコレ”っていう時代やったからな。
私らのときは、結婚で辞めるのが常識やってん。
仕事もコピーかお茶くみしかさせてもらえへんかったし。
会社入るときに、辞める年を書かされた。
だから、好きな仕事に就ける今のひとは幸せやで」
オバチャーン一の常識人だという脇さんは、
”今のひとが持ってる幸せ”に気付いてほしいようにそう言った。
「選択肢が多いっていうんは、幸せなことや」
かつて舞台女優になりたかったが、母親に反対されたという脇さん。
昔の選択肢の少なさを、知っているからこそ
今の選択肢の多いことの幸せも実感できる。
「昔は舞台女優反対されたけど、今こうやってオバチャーンができてる。
ユメを叶えられたから、幸せやで」
オバチャーンで好き放題できる幸せ。
昔耐えてたモノが多かった分、今が幸せ、と
語る。
「だから、ユメを諦めたらアカンな。」
いつ叶うか分からんで。
こうやって、60を過ぎて
叶う夢もある。
夢は叶えるものだということを、
脇さんは教えてくれる。
つづく。
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